ワクチン接種は、ウイルスや細菌による感染症にたいする免疫をつけて病気にかかりにくくするために行っています。ワクチンで予防できる病気には以下のものがあります。年齢や生活環境によって、予防した方がよい病気が異なりますので、ワクチンの選択は獣医師にご相談ください     

犬用の混合ワクチン

■犬ジステンパー
高熱、下痢などの激しい症状と共に、神経症状がおこり、後遺症が出ることも多い病気です。

■犬アデノウイルス2型感染症
アデノウイルスによる感染症で、肺炎や扁桃炎などの呼吸器症状を起こします。

■犬伝染性肝炎
アデノウイルスによる肝炎。下痢、嘔吐や食欲不振などの症状と共に眼の白濁を起こすこともあります。

■犬パラインフルエンザ
パラインフルエンザウイルスによる呼吸器病。咳、鼻水、扁桃炎を起こします。

■犬パルボウイルス感染症
激しい嘔吐、血便に代表される「腸炎型」と子犬に突然死をもたらす「心筋型」があります。伝染力、死亡率共に高い病気です。

■犬コロナウイルス感染症
腸炎をひき起こす感染症です。下痢と嘔吐が起こります。

■犬レプトスピラ病
細菌によって腎臓や肝臓が冒される人獣共通感染症で、感染した動物の尿を介して人間にも感染します。歯茎の出血、黄疸、食欲不振などを起こす黄疸出血型、高熱、嘔吐、下痢を起こすカニコーラ型など、他にもいろいろなタイプがあります。

狂犬病ワクチン

生後91日齢以上の犬には、一生に1回の登録と年1回の狂犬病予防注射の接種が義務づけられています。P2では、子犬にとってより危険性の高い病気を予防する混合ワクチンを先に接種し、最後の接種から1ヶ月経過した後に狂犬病ワクチンを接種していただくようお勧めしています。     

猫混合ワクチン

■猫ウイルス性鼻気管炎
猫ヘルペスウイルスによる伝染力がとても強い感染症。高熱、多量の鼻水、咳、目やにが見られます。特に子猫では重症になりやすい病気です。

■猫カリシウイルス感染症
くしゃみ、鼻水などの症状。進行すると口内や舌に水疱、潰瘍をつくります。

■猫汎白血球減少症
パルボウイルスによる病気で、高熱、嘔吐、下痢などが起こり、血液中の白血球の数が著しく減少します。

■猫白血病ウイルス感染症
猫白血病ウイルスに感染すると白血病、リンパ肉腫などの腫瘍性の病気をはじめ、病気に対する抵抗力が弱くなることで他のさまざまな病気にかかりやすくなります。根本的な治療法はなく、死亡率が高い怖い病気です。感染した猫の唾液中には多量のウイルスが含まれていて、猫同士の毛づくろいなどで伝染します。

■猫クラミジア感染症
くしゃみ、咳などの症状や結膜炎、角膜炎などの眼の病気を起こし、ひどくなると肺炎になることもあります。     

フェレット用のワクチン

■ジステンパー
フェレットは犬ジステンパーウイルスに感染します。発症すると100%近く死亡する大変怖い病気です。日本国内でフェレット用に認可されたジステンパーワクチンはないので、犬用のワクチンを接種しています。